相続は民法の世界と税の世界の二つがある

相続と言った時に一般的にイメージするのは遺産分割や遺言書といったことでしょう。しかし、相続は二つの重要な法律が関係していて、その世界は似て非なるものになっています。一つがや法定分割割合、遺言書などについて定めた民法の世界、もう一つが相続税の世界です。その違いについて知っておくと便利なことが保険金の扱いの違いです。民法においては、本来の財産ではないので遺産分割の対象にならないのですが、タックスの世界ではその人の死亡によって遺族等が受け取るものであり実質的に本来の財産と同様の経済的効果があるとしてタックスの計算の対象には入れることになっています。そのため、遺産分割対策として保険金を上手く活用することで平等な財産分けを実現するという発想が生まれてくるのです。さらにタックスの規定では、計算対象になる保険金にも非課税の範囲が定められていますので、一定の条件を満たしている限りは神経質になる必要はないでしょう。

相続税対策を行う際に注意したい点

税法が改正され、一般家庭であっても相続税が発生する可能性がでてきました。そのため様々な対策を行う必要がありますが、その際以下の点について注意しておかないと、様々なデメリットが発生することがあります。まず挙げられるのが贈与の活用です。毎年贈与を行ったり、子どもたちが家を建てる際に資金援助を行っておくと、効率的に財産を減らしていくことができます。また配偶者への居住用財産の贈与や教育資金贈与信託など利用することで、一度に多額の財産を贈与することも可能です。ただし特別受益の問題や遺留分侵害等の問題が発生することがあるため、予め税理士などに相談しながら行うとよいでしょう。次に挙げられるのが遺産分割の問題です。仮に遺言書などで相続人が指定されている財産であれば問題ないのですが、それ以外の財産については残された人たちで協議する必要があります。その際財産の額などによっては争いが起きてしまうこともあるため、万が一の際にはどのように分割するのかを予め相談しておくとよいでしょう。上記の点に注意し、相続に備えることが重要です。

最終更新日:2016/4/14